事例で分かる!新入社員のモチベをアップさせる内定式の作り方

「新入社員の定着度を高めたい!」「新しく採用したメンバーのモチベーションを上げたい!」

こんな思いを持って新卒社員を採用している人事担当者必見!

今回は、LITALICOの人事、柴田茉歩さんと下坂朋さんへのインタビュー!株式会社LITALICOは「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、就労支援、幼児教室・学習塾などの教育サービスを提供する会社です。社会にある障害をなくしていくことを通して多様な人が幸せになれる「人」が中心の社会をつくっていくーーー今、そんな会社が取り組む「内定者のエンゲージメントを高める取り組み」に注目が集まっています。

その中でも今回は「内定式のポイント」をお聞きしてきました!人生の大きな節目といっても過言ではない内定式。会社に入る前からモチベーションを上げるために、どんな式を作っているんでしょうか?

【柴田 茉歩】(Twitter)

2016年新卒入社。大阪大学法学部卒。大学の時は家庭裁判所の裁判官になりたいと考えていたが、何か起きてからではなくその前に子どもたちをケアしたいと思うようになり、LITALICOへ。入社後、リタリコジュニアで1年目は指導員、2年目は教室長として拠点の経営戦略に携わる。その後二回転職を経験し半年前に出戻り。現在は新卒採用メインの人事。

【下坂 朋】(Twitter)

2018年新卒。早稲田大学文化部卒。大学までは特に教育や福祉のことをやってきたわけではないタイプ。リタリコジュニアで一年半ほどの教室経験を積んだ後、人事へ移動となった。

 

【堀家実悠希】Twitter

コロナの前から時代の最先端を走っていたイチミ史上初のオンラインインターン生。広島からジョインしている大学4年。人事・就活生向け記事の執筆や、インスタグラムアカウントの運用などを担当している。鼻が悪い。

 

4部構成の内定式にはドラマのようなストーリー性が

堀家

柴田さん、下坂さん、本日はよろしくお願いします!イチミインターン生の堀家と申します。就活終わったばっかりで、自分の内定式もまだなんですけど…(笑)

そうなんですね(笑)よろしくお願いします!

柴田さん

タイムリーですね!よろしくお願いします。

下坂さん

堀家

本日は、御社の内定式での取り組みについてお伺いしたいと考えています!どのような内定式を開かれているのですか?

私たちの会社は、去年は四部構成で内定式をしました!

  1. オープニング
  2. ワークショップ
  3. 祝辞
  4. エンディング

です。

柴田さん

堀家

ただお話を聞く、という感じとはまたちょっと違うんですね(笑)

はい!私たちと新入社員の皆さんの全員で式を作っていくんです。ワークショップという形で参加型コンテンツも取り入れていますよ!

柴田さん

堀家

面白そうですね!早速、第一部のオープニングから具体的にお聞きしてもいいですか?

内定式の空気感を作るオープニング

オープニングでは、社員が名前を呼んで内定者一人一人に名札を渡していくのですが…。

柴田さん

堀家

わ、ちょっとドキドキしますね!

その時にただ名札を渡すだけじゃなくて、その人を表すエピソードを一言二言話すんです。

下坂さん

堀家

素敵!社員の方々と新入社員は面識ありますけど、新入社員同士は初めて会いますもんね。春から同期になる人のことがちょっとでもわかると嬉しいですよね。

そうなんですよ。内定式の最初の方って自己紹介をすることが多いんじゃないかなと思うのですが、リタリコの内定式では他己紹介という形にしています。

柴田さん

堀家

どんな方が紹介してくださるんですか?

主にはリクルーターだった方や最終面接を担当した方ですね。新入社員の方には手元に資料も準備して、それを読みながら紹介を聞いていただく形にしています。

柴田さん

堀家

へぇ~!皆さん、どんな風に紹介されるんですか?

例えば、選考で出会った人たちは○○さんのこんなところが素敵だったと口をそろえて言っていました!とかですね。

柴田さん

堀家

温かいですね~!自己紹介の時、なんか自分のいいところって表立って言いにくいですから、そういう風に他の方からみんなの前でほめていただけるのって新入社員の方にとってもうれしいですよね。

ワークショップでアイスブレイク…と見せかけて??

堀家

次はワークショップですね。どんなことをされたんですか?

サクッと取り組める、アイスブレイクの要素が強いワークと、自分自身、そして周りの人の相互理解を深めるしっかりしたワークの二本立てを行いました。

柴田さん

堀家

一つ目のワークはやっぱりわいわい楽しむ系のやつですか?

はい、つまようじタワーというワークをやりました。不安定なものを組み合わせて、どうやって高さを出そうか…というのをチームで競うものです。

柴田さん

堀家

ゲームっぽくて、出会ったばかりの方とも打ち解けられそうなワークですね!

実は楽しめるだけではなくて、入社後に大事に持っていてほしいメッセージを込めてるんです。

下坂さん

堀家

どんなメッセージでしょうか?

どのチームも最初はただ楽しくつまようじを組み合わせるのですが、そのうち、3点で支える必要があることに気づくんです。この「3点で支えていこうね」というのが、このワークに隠された本当のメッセージです。

柴田さん

堀家

3点…。

「リクルーター」「配属先のチーム」「同期」の3点が、自分の支えになるよ、ということなんです。これはワークの後の振り返りの時間にお話しするようにしています。

柴田さん

堀家

ただ楽しく遊ぶだけじゃなくて、そこでの気づきが社会人生活を支えるメッセージにつながっているんですね。シンプルに口頭で教えてもらうよりも心にずっと残りそうですね。

そうだといいな、と思っています!

柴田さん

堀家

二つ目のワークショップというのはどんなものなんですか?

「Beの在り方」というワークショップです。

柴田さん

堀家

初めて聞きました!DoではなくてBe…「である」を考えるということでしょうか?

ニュアンスが難しいですよね。例えば、同じタクシードライバーでも

「道路オタクのタクシードライバー」

「ラジオパーソナリティーのタクシードライバー」

「カウンセラーのタクシードライバー」

だと、同じタクシードライバーでも、車内での過ごし方が変わってくると思いませんか?

柴田さん

堀家

確かに…みんな同じ職業なのに、頭に「○○の」がつくだけで、一気に人間味が増しますね。過ごす時間も全然違うでしょうし…道路オタクのドライバーなら、道のことについていろいろ聞けそうだし、カウンセラーなら、お悩み相談なんかをしながら目的地に連れてってもらったり…。

そうでしょう!大事なのは「何者か」という記号よりも「どうありたいのか」の部分だと思っているんです。

柴田さん

堀家

なるほど!

新入社員の皆さんも同じです。全員が「LITALICO新卒」という共通点を持っている中で、Beの部分はみんな違う。2つめのワークではこの「Be」の部分について質問や対話を通して深めていくという体験をしていただきます。

下坂さん

堀家

社会人になってからも、「LITALICOの○○です」というよりは、「LITALICOの△△な人、○○です」というような出会い方、コミュニケーションの取り方をしていってほしいということですね。

そうなんです。

柴田さん

堀家

参加された皆さんはどのような感想をお持ちでしたか?

やっぱり他の方のこと、自分のことも改めて知る機会になってよかったっていう感想が多くて、うれしかったですね。自分の想いを整理して、この会社で働くんだという気持ちが強くなったという声も聞かれました。

柴田さん

堀家

内定式は人生の節目ですから、自分のことを振り返るきっかけ作りができるのはいいですよね!

みなさん就活の時には、「就活のために自分のことを知らねば」みたいな感じで自己分析されると思うんですけど、就活終わっちゃったらあんまり自分について振り返らなくなってしまうんじゃないかと思うんですね。

下坂さん

堀家

確かにすぎる…!ちなみに柴田さんと下坂さんは、ワークをされましたか?

しましたよ!私は採用担当なのですが、「目標を確実に達成するという想いが強い」みたいな意味で「恐竜みたいな採用担当」って感じでした。

柴田さん

僕は「寄り添う」とか「伴走者」みたいな言葉が出てきましたね。

下坂さん

堀家

多様ですね~!

そうなんです。その、「多様性」「異質性」といったところが次の祝辞でのキーワードになってくるんです。

柴田さん

堀家

詳しく知りたいです!

内定式の軸となるメッセージを伝えた祝辞

祝辞で伝えたことは、ここが多様性を力に変えていく会社だということです。私たちは同じ方向性を向いてるけど、バックグラウンドが違う人々の集まりです。違う切り口で物事を見ていますが、ゴールは同じです。だからこそ、自分とは違う異質なコミュニティを持とう、というお話をしています。

柴田さん

堀家

LITALICOさんは確か、事業部がたくさんありますよね。

たくさんありますね。だからこそ、事業を超えたネットワークを作り、視点や価値観が違う人とコミュニケーションをとってほしいということをお話ししました。そして、あなた自身の個性、他と違うアイデンティティもまた会社の成長につながるということもお伝えしたんです。

柴田さん

堀家

個性を大切にする、というのが、オープニングの他己紹介のパートからずっと一貫してますよね。

そうですね。内定式を通して、そういった会社のカラーといいますか、コアの部分が内定者に伝わるといいなと思っています。

柴田さん

堀家

プログラムの中に込められてたメッセージが一貫しているので、入社の気持ちを固める式としてはもちろん、人生の節目としても心に残るものになりそうだと感じました。他に祝辞で心掛けたことはありますか?

祝辞の長さは、長くもなく短くもなくといった感じで収めました。20分程度ですかね。メッセージを絞って、シンプルに伝えることを心掛けました。

下坂さん

堀家

集中力のことを考えるとベストな長さかもしれませんね。

余韻を残すクロージング

クロージングは、その日のことを振り返ったりする時間として使います。でもあんまり長くは引っ張らないですね。

柴田さん

堀家

緩急がしっかりしてて、メリハリがありますね。どんなことをするんですか?

撮っておいたワーク中の写真なんかをスライドショーにして流したり、それぞれのチームの司会進行役をやっていたリクルーターから全員に一言ずつ送ったり…という感じです。

柴田さん

堀家

まだみんなと居たかったなぁ位で切り上げるんですね。

また次の記事でお話しするのですが、この後に懇親会もあるので、まだまだお楽しみは続くんですけどね!(笑)

下坂さん

堀家

ちなみに、全体の時間配分はどのような感じですか?

会全体としては5時間。13:00-18:00です。内訳は次のような感じです!

柴田さん

オープニング…60分

ワーク1…30分

ワーク2…90分

祝辞…20分

写真撮影や感想を言う時間…60分

エンディング…15分

 

休憩込みで5時間

堀家

シンプルに収まっているんですね!ちなみに皆さんどんな服装で来られるんですか?

ほぼ私服ですね。まずスーツで働いている人っていないんで…私たちの年は、こんな時しかスーツ着ないから、なんて理由で「ネタ」でスーツを着ました(笑)

柴田さん

内定式の設計は「逆算型」で

堀家

ここまで一通り内定式についてお聞きしてきて、本当に素敵な、一生心に残る内定式だなと思ったのですが、いったいどうやって企画されているのですか?

企画のポイントは、目的設計からやるということですね。

柴田さん

堀家

というのは…?

内定式に出た人に、その後どうなってほしいかという最終ゴールを明確に定めて、目的ベースで手段を考えていくんです。

柴田さん

堀家

確かに、それによって全然違く式になりそうですよね。

その通りなんです。チーム内の絆を強固にする、というゴールと、会社について浅く広く知る、というゴールだったら、伝えるメッセージからワークから何から変わっていってしまいますよね。

柴田さん

堀家

ふむふむ!

そこの、ゴールへの道筋の骨組みをキャッチアップしたら、自社らしさやオリジナリティを後からくっつけていくんです。

柴田さん

堀家

具体のアイデア出しはいったん後で、まずは大きな骨組みを作るんですね。だからLITALICOさんの内定式は、一つのストーリー性に沿っていてコンセプトが一貫してるんですね!

あとは参加する方のマインドマップを書いていったりということもしますね。例えば、開始時点ではドキドキしていて…ワーク1の時は、一緒のチームの人のことがなんとなくわかってくる、でも自己開示はまだで、ワーク2を通して安心感が芽生え始める…とか。

下坂さん

堀家

マーケティングやブランディングや…ビジネスの色んな事が生かせそうです。内定式は奥が深いですね!

まとめ

堀家

本日は詳しいお話ありがとうございました!

内定式の後には内定者懇親会もやるのですが、そちらも仕掛けいっぱいなのでまたお話ししますね!

柴田さん

堀家

ぜひお願いします!私は今度内定式に行く側の人間なのですが、こうやって見えないところで動いてくださる社員のみなさんの想いに触れることができて感動しました…!

よかったです!

柴田さん

堀家

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