インターン探しにWantedlyを使ってる学生も増えてきましたが、学生からみたWantedlyって、どんなメリットがあるのでしょうか? そもそもインターンって必要? 就活に有利? そんな疑問を採用マーケティングを行っている杉浦日向子さんに答えていただきました!
↑Zoomインタビューの様子!
インタビュアー【佐々木和奏】(
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武蔵野美術大学芸術文化学科4年。LOGZGROUPのインターン生。コミュニティと多様性に興味がある。大学ではコミュニケーションをテーマとした制作や、アートとデザインの社会との関わりを学んでいる。
インタビュイー【杉浦日向子】(
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イチミ株式会社 代表取締役。2018年11月に株式会社LOGZに長期インターン生としてジョイン。2019年11月にLOGZGROUP株式会社の子会社として、イケてる若手の採用に特化したイチミ株式会社を創業。代表取締役に就く。採用コンサルや長期インターンの設計、wantedlyの運用代行などを行う。
イチミ株式会社がどんなことをやっているのかの紹介はこちら!↓
Wantedly運用のプロに聞いてみた。そもそもWantedly(ウォンテッドリー)とは?どうやって運用すべき?
Wantedlyって何?
Wantedlyとは
よろしくお願いします!早速ですが、Wantedlyってどんな媒体ですか?
佐々木
杉浦
求職者のメリットとしては共感型採用 っていうのを謳っている媒体なので、会社の想いとか、どんな人が働いているのか、っていうのがほかの媒体よりも圧倒的に詳しく書いてあるのがいいところ!
佐々木
杉浦
だから、みんなたぶんやりたい夢とか、どうなりたいのかとか、すごく将来のことを考えていると思うんだけど、それと会社の方向がちゃんと合っているかどうかとかの判断材料として、会社を見つけやすいものになっている! もう一個が、マイナビとかの大きい媒体って、有名な会社がいっぱい出てくるんだけど、Wantedlyってベンチャーとかスタートアップがたくさん使っていて、隠れがちな優良企業が見つけやすい! っていうのがすごくいいところかなと思います!
自分が知らない素晴らしい企業と出会えるのはすごく素敵です!
佐々木
杉浦
だよね!それらのコンセプトや想いっていうのはWantedlyの理念からきているんだ!
“シゴトでココロオドルひとをふやす”
Wantedlyはシゴトでココロオドルひとをふやす / Create a world where work drives passion ために、働くすべての人が共感を通じて「であい/Discover」「つながり/Connect」「つながりを深める/Engage」ためのビジネスSNSを提供しています。世の中がモノで溢れかえり所有の希少性が薄れた現代において、仕事はお金を稼ぐためではなく、自己実現の手段になってきており、またAIやロボットに奪われない仕事とはそのような仕事といえます。平均寿命が100年を突破していくこの時代、人々の持続可能な経済的・精神的自立を実現するために、Wantedlyは「はたらくすべての人のインフラ」を国境を越えて作っていきます。
(出典:https://wantedlyinc.com/ja/company/mission )
Wantedlyでインターンを探すメリット
なるほど!Wantedlyってインターンも探せると思うんですけど、他のところでインターンを探すという方法と何か違いやメリットってありますか?
佐々木
杉浦
例えばフィードとか、 コンテンツが充実しているのはWantedlyかなと思っています!
佐々木
杉浦
フィードは、募集とは別にある、Wantedlyのブログ機能のことです!
なるほど!フィードって具体的にどのようなところが良いんですか?
佐々木
杉浦
フィードは各会社のアカウントに紐づいていて、社員インタビューとかがいっぱい書いてあるものがちゃんとあって個人各々の会社の人の想い とかが分かるから、下準備をちゃんとして面接を挑める、応募ができるの!あと他のいいところは、ツイッターやFacebookを連動してWantedlyの募集を拡散できるから、見つけやすいっていうのはあるかな。SNSとかってみんな得意じゃん?たぶんこの就活生の世代って。だからなじみやすい方法で会社が探せる。 っていうのはすごくとっつきやすいし、魅力かなって思います。
確かに他の求人サイトとかで見ても、会社の特徴は分かっても、個人がどういう風に働いているのかっていうのが見えにくいっていうことですよね。
佐々木
杉浦
そうそう!フィードとか募集ごとに写真とかもいっぱいあるから、やっぱイメージが付きやすいからいいかな! あと、Wantedlyって「話を聞きに行きたい」 っていうボタンなのね。 応募するってさ、ちょっと怖いじゃん。
佐々木
杉浦
応募ボタンって、応募する!クリック!って感じなんだけど、Wantedlyは「話を聞きに行きたい」っていうのが応募ボタンになっているから、ハードルがひたすら低いし、最初、いきなり面接じゃなくて、まずお互いのことを知ろう!っていうカジュアル面談みたいな感じで始められるから、なんかいきなり履歴書もってきてくださいとか言われることがないのはすごく、自分が納得した会社を探しやすいかなとは思う。
エントリーするってなると、結構勇気がいるから、一回深呼吸しながら、っえい!みたいな感じになるので(笑)、確かに「話を聞きに行きたい」だと、ちょっと気軽な感じもあるし押しやすさは学生にとってはあるのかなって思います。
佐々木
杉浦
Wantedlyのプロフィールの書き方
Wantedlyでインターンを探すってなったときに、まず初めにプロフィールを書かないといけないと思うんですけど、インターンをする前って、「何も実績ないし、どういうアピールしたらいいんだろう」と困る人も多いんじゃないかなと思うんですが、どんなことを書いたらインターンは通りやすいですか?
佐々木
杉浦
プロフィールかぁ、とにかく自然体 がいいと思う。わりとESっぽく書いてる人が半々ぐらいでいて、スーツで就活用の写真みたいなのがあるんだけど、あれめっちゃ怖くて。(笑)
佐々木
杉浦
なんかわたしも、それこそ「話を聞きに行きたい」っていうテンションで、せっかく興味を持ってくれた人とお話ししたいし、お互いのこと知りたい!みたいな感じで話したいのに、「私は~が強みです!御社は~」みたいな感じだとすごい真面目そうだけど大丈夫かなってなっちゃうから。自分の人柄を伝えられるようにしてほしい。僕はすごく真面目!だったらそれでもいいけど。自分らしい写真と自分らしい言葉 で書くっていうのがすごく大切かなと思う。
自分の人柄と、自分の能力っていうのもあると思うんですが、それって自分は能力ないなって思ってしまう人とかに、自然体で自分の人柄をアピールってだけでいけるものなんですかね。
佐々木
杉浦
いけるとおもう。Wantedlyってそれこそ、あんまりスキルを書くところないのよ。すごく重要視されてるのって、「紹介文」ってところで自分なりの文章を書くところがページの上に来てて、大切なところだから、「この先やってみたいこと」っていう大きい項目があると思うんだけど、紹介文とこのさっきやってみたいことっていうのが上の方に来てて、おまけ的なとこで職歴とか学歴とかがあって、そんなに長く書ける項目でもないじゃん。
佐々木
杉浦
だからWantedlyは、会社がどんな想いで働いているのとかどんな人が働いているのかっていうのをアピールしているように、登録している求職者たちも、どういう夢があってどういう風に働きたいのかなっていう、未来とかマインドのところを見てたりする。 だから、お互いにwinwinなわけじゃん。だからスキルとかは見てない。それより感情的な部分、「どういう想いがあります」とか「どういうふうにしたいです」とかそういうところをアピールすれば大丈夫かなって思う。
佐々木
杉浦
だから結構個性が出るよね、そういう文って。個性は齟齬がない程度に出した方がいいと思うし。
自分の想いと、やりたいことが、企業の想いとかと近かったらマッチングされるっていう感じなんですね。
佐々木
杉浦
そもそもインターンって必要?
そもそも学生にとってインターンをすることのメリットって何かありますか?しない人もいるしする人もいると思うんですけど、やったほうがいいと思いますか?
佐々木
杉浦
私は一貫して言ってるのは別にインターンじゃなくてもいいと思う。結構学生の人で多いのは、面接とかしてると「バイトを今しているけど、勉強として得られるものがないから、長期インターンをやりたいって思いました。」って言う人が結構多くて。でもたとえば、バイトの飲食とかでも別に、接客一個一個全部工夫できるわけじゃん。飲み物なくなったら入れるとかで、すごい満足度上がって、ありがとうって言われたとか売り上げが上がったとか、リピーターになったとか、そういう実績っていくらでも作れるわけじゃん。あなたはその努力をしてないのに、環境のせいにしてインターン行ったら変われると思ってるなら、そういうマインドの時点であなたは変われないと思うから。
佐々木
杉浦
そうそう、全部自分次第! そこからつかみ取るもつかまないも、ほんとにバイトとして終わっちゃうことも往々にして可能性もあるよっていうのは伝えたいかなと思う。
インターンをしなきゃいけないのかな、とか、周りがやってるし・・・とかでやるのはあんまりおすすめしないって感じですかね。
佐々木
杉浦
そうね、おすすめしない。だったら目の前のことを成果を出すぐらいやり切ったほうが、将来の自分のためにもなるし。たぶん、就活でガクチカ(学生時代力を入れたこと)みたいなところが心配しているのかなと思うけど、実績を出したという事実は変わらないから、だったら目の前のことをやり切ったという事実があれば、人事の人は認めてくれると思う。
インターンを通して得れるもの
インターンをした経験が、今後の就活にどういう風に役に立ちますか?
佐々木
杉浦
役に立つか立たないかはその人次第ってことは伝えたいんだけど、私がインターンしてて思ったのは、就活では出会えなかった層とか、学生として面接でどんな子なのかなって見定められる感じで会うけど、インターンを通して会社の人といろいろ会えるから、そういう人脈でいろんな会社を知れるっていうのはすごく勉強になったかなと思う。 成果を上げつつ人脈も広げられたのが、私にとっては資産だったかなと思う。
普通の就活とかでは面接というルートでしか出会えない企業が、インターンでいろんな人と関わっていくなかで、いろんな企業を知れるのは、企業探しとしてもメリットですね。
佐々木
杉浦
そうだね。就活だと起業はある程度整えて見せるじゃん。それは必要なことなんだけどね。だけどインターンでは企業のリアルな中身が見えるから面白いかなと思う。
おすすめのインターン
杉浦さんがおすすめするインターン先を教えてください!
佐々木
Plan C (グループ)
杉浦
planCは先月ぐらいから運用をはじめてて、インターン採用を始めたいっていうことでWantedly使い始めてくれて、入ったら一人目のインターンとして長期インターン立ち上げメンバーになれるから、すごくやりがいがあるかな。自分で一から作り出すわけだから。
佐々木
杉浦
そうそう、みんなで手探りでインターン採用ができる。まだ誰もいないからさ、作業とかも自分の試案次第でいくらでも任せてもらえると思うのよ。
株式会社Best path Partners
杉浦
創業が1年たってないぐらいの企業で、ここはインターン生がけっこう多めなの。でもまだ立ち上げ期だから、学生主体でやってるっていうところがすごくやりがいがあるかなと思っている。 社長が同い年なの!
佐々木
杉浦
メンバーはみんな20代で、学生も多い。 フランシングをやってる会社なんだけど、フライシングって例えば最ゼリアの値段あるじゃん。ミラノ風ドリアの価格を上げても売れるから、50円高くして、他のメニューは売れないから100円下げようってなったら利益って変わるじゃん?みたいな感じで、いろんな飲食店の価格を設定して利益を最大化させるために、調査をして価格を決めてる。
そういうビジネスがあるんですね。はじめて知りました!
佐々木
杉浦
全体的に、インターン生が多いとか、インターン生が主導で動ける環境があるほうがやりがいが感じられていいですね!
佐々木
杉浦
基本的にやるなら主体性あったほうがよくない?裁量権ある会社がおすすめ!
イチミ株式会社
イチミ株式会社もインターンを採用していると思うんですけど、どんなことが出来ますか?
佐々木
杉浦
採用マーケティングをやってるんだけど、今は、創業半年ぐらいで人数も5人とかで回してる状態だから、経営者会議にも入ってもらうし、クライアントとかもいきなり1社任せて運用してもらう。成果のための逆算とか、求職者に魅力を持ってもらうための打ち出し方だったり、企画やマーケティングとかも全部自分で戦略を練ってやってもらう形になると思うから、そんなことっていくら裁量権あるとはいえ、なかなかないことだからめちゃめちゃやりがいだし 、そんなに任せてるのはうちぐらいしかないんじゃないかなっていう自信はある。
佐々木
杉浦
あと、働き方も多様で、創業当時からコミットしてくれてる子は広島に住んでて、完全フルリモートで働いてもらってたから、今コロナで在宅になってるけど全然不自由なく働けてるし、長期インターンの働き方改革っていうのは柔軟にやっていきたいなと思ってて、地方のことかにも平等にチャンスがあるように、全国場所問わず採用していきたいなと思ってる! やる気ある子ならぜひぜひ!
LOGZGROUP株式会社
杉浦さんは、LOGZのインターンから参加してるんですよね?
佐々木
杉浦
そう!今年社会人の代だけど、3年の11月ぐらいから1年ぐらいインターンやってて、リーダーで就労移行の事業所の立ち上げとかも都庁まで行って申請やってたんだ けど、学生だと全く通らなくて、一回断念して、四谷の事業所のエリアマネージャーをやってた。学生だけじゃできないから、中途採用を始めようとしてWantedlyの運用をやってたんだけど、そこでノウハウが溜まってきたから、今の運用代行を始めたんだよね。
LOGZGROUPもけっこう裁量権があるんですね!
佐々木
杉浦
佐々木
まとめ
いかがでしたか?杉浦さんのお話を聞いていたらやる気がみるみる湧いてきました!
Wantedlyは、自分らしさを大事にしながら 就活やインターン探しができる媒体なので、すごくおすすめです!
皆さんも、自分のやりたいことや想いを自分なりに見つめて、それが実現できる場所を探してみてください!夢中になって成果を出せる経験は後々自分のためになるし、なによりそれ自体が楽しいと思います!
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